飯島クリニック(心療内科・神経科・精神科)

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内観療法の案内

私たちは、日々の生活を営むうちに、状況や周囲の人たちへわだかまりや引っかかりを抱え込んでしまいます。そして、環境や人間関係を嘆いたり悩んだりしています。

しかし、起きていることには、意味があるのです。周囲の混乱は、自分自身の心の中の混乱の投影です。私たちは、どうやって、外的世界は、内的世界の表れであることを知ればよいのでしょうか。


そして、自分自身の姿を見、自分自身の心を知ることができるのでしょうか。直面した困難や苦しみの中からどのようにして学び、それを越えて行くのでしょうか。


人は人を映す鏡だといいます。水を鏡とすれば姿を映し、人を鏡とすれば人生を知るともいいます。これまでに関わった人との間の出来事を見直していくと、そこに自分自身の姿が表れているのです。しかし、出来事を漠然と回想し、調べてみても、問題を明らかにするのは難しいものです。


内観によって、相手からして頂いたこと、お返しをしたこと、迷惑をかけたことを調べると、どのように人と関わっていたかが見えてきます。


内観とは、文字通り内を観ることであり、自分の心の内側を観察することです。そして、その情景をできるだけ生き生きと思い出し、現われた喜び、温かさや穏やかさを十分に感じ取るのです。その時、生かされてきた自分に気づき、喜びと感謝が湧いて、ありのままの自分を受け容れることができるのです。


内観によって得た、穏やかな心の状態を維持しながら、自分が抱え込んだ心のわだかまりやひっかかりを見直してみます。その時の悲しさ、怒り、苦しみを十分に感じ取り、抑圧されていた感情を解放し、癒やします。そして、そこに表れた、自分の現実の姿と、望んでいたことに意識を集中して行くと、自分の思い方や行動のくせに気づきます。


自分自身のわがままな欲望や、心の奥底にある真の望みを知ることができるのです。目の前に表れた事実をありのままに見ること、そして受け容れることができた時、自分のあり方は自然に変わって行きます。


しかし、誰も本人に代わって内観をすることはできません。私どもは、皆様が内観を通して自分の心を知るのをガイドし、援助いたします。